自己破産>自己破産の最大のポイントである「免責」の審理とは？

同時廃止事件や管理事件の手続きが終わると
破産手続はひとまず一段落しますが、これで
自己破産が成立したわけではありません。
免責に関する審理を経て、受理される必要が
あるのです。
自己破産とは、債務の返済能力がないことを
認めるだけに過ぎず、借金が帳消しになるわけでは
ないのです。
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借金を帳消しにできるのは、免責の決定が
下りてからです。
免責の審理に関しては、破産法の改正によって
大きな変更がなされました。
以前は、破産者を裁判所に呼んで免責の審理の為の
審尋を行っていましたが、現在は基本的にその必要は
ありません。
ただし、裁判所が免責の可否を決定する上で、
債権者の意見を聞くことになっているので、
それによっては呼び出されることもあります。

管財事件の場合、管財人の意見も聞くことに
なります。
それらの意見と、先に提出した資料に基づいて、
裁判所は免責の可否を決定し、その結果が債務者に
知らされることになります。
何か不審な点がある場合にも裁判所から呼び出される
場合があるので、指定された期日に忘れずに必ず
裁判所に行くようにして下さい。