自己破産>財産がない場合の「同時廃止事件」って何をするの？

自己破産をした人のうち、財産がない状態にある人は
９割に上ると言われています。
実際、債務者が財産を持っている場合は、既に
換金して返済に充てていることが多いのです。
こういう場合は分配できる財産はないので、
「同時廃止事件」として扱われることになります。
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同時廃止事件として扱われる場合、破産手続開始が
決定されると同時に、他の手続きは必要ない
ということで、破産手続そのものが終了することに
なります。
ですので、同時廃止事件の手続きは事実上ないと
言って良いのです。
ただし、この後の「免責手続」が完了しなければ、
借金は帳消しにはならないということをよく覚えて
おいて下さい。

個人の自己破産の場合、破産手続開始の申し立てを
行うと、同時に免責の申し立ても行ったものとして
扱われます。
ということで、免責の可否を待つことになります。
この辺りの手続きは非常に簡易化されており、
煩わしさはあまり感じないのではないでしょうか。